第35回日本神経科学大会(9/18-21) 大会長 貝淵 弘三からのご挨拶

第35回日本神経科学大会 大会長 貝淵 弘三(名古屋大学大学院医学系研究科)

神経科学の最大の特徴は、そのカバーする領域が分子生物学、細胞生物学、生物物理学、解剖学、生理学、生化学、薬理学から、心理学、行動科学、工学や数学さらには臨床医学まで極めて広範であることがあげられます。

近年の神経科学研究の発展は目覚ましく、従来のXXオロジーの枠では捉えきれない、分子から脳の高次機能まで幅広い知識や技術が要求されるようになってきました。

そこで、本大会では、特定のテーマを設けず、幅広い分 野に門戸を開き、学会員がよりよく学び、研究成果に結 びつけやすい大会にしたいと考えています。

このような背景を受け、第 35 回大会は 4 演題のプレナリーレクチャー、4 演題の特別講演、216演題のシンポジウムなど、これまでにも増して充実したプログラムを企画しました。

プレナリーレクチャーでは、Joseph Takahashi博士が 体内時計、Claudia Bagni博士がRNA輸送と神経疾患、David Porteous博士が統合失調症の遺伝学的な解析、Arturo Alvarez-Buylla 博士が神経細胞の発生について講演されます。大会で発表される成果が、社会に還元され、人類の福祉や健康、文化の向上に貢献することを祈念しています。