日本神経科学学会会員の皆様へ:会長からのメッセージ

日本神経科学学会 会員 各位

去る3月11日に発生した東北関東大震災ならびに引き続く原子力発電所の事故で被災され、また避難を余儀なくされている皆様に心よりお見舞いを申し上げます。また、被災地域の一日も早い復興をお祈りいたします。

この災害による困難と闘っておられる皆様に、日本神経科学学会としてもできる限りの支援をしたいと考え、今回の地震直後から作業を開始しました。本年 2011年の第34回日本神経科学学会大会は、東北大学の大隅典子大会長のもとで開催される予定(9月14-17日、大会会場はパシフィコ横浜)です。第 34回大会事務局は仙台に置かれており、実行委員会やプログラム委員会も東北地区の会員の方々が中心となって進めて下さっています。幸い、これらの委員会 は、大会開催へ向けて現在も十分に機能し続けており、学会としても、実行委員会・プログラム委員会等の活動への支援を関東地域以西の先生方にもお願いする 体制を構築しつつあります。この本年9月の大会への、会員の皆様の一層のご支援をお願い申し上げます。

現在まだ原子力発電所事故の収拾は予断を許しませんし、救助を待っておられる被災者も多数おられますが、研究現場のインフラ復旧作業は急ピッチで進められ ています。今後、日本神経科学学会として被災地の研究復興に中長期的な支援をしたいと考えています。例えば、他学会と共同して、細胞・血清・マウス凍結 胚・精子等の無料預かりサービスが利用できないかを検討しています。生理学研究所でも「東北地方太平洋沖震災・共同利用研究特別プロジェクト(被災地域大 学・研究期間研究者支援)」を立ち上げ、被災された研究者の方に研究場所・研究環境を提供する事業に着手しています。会員の皆様におかれましても、被災地 の研究仲間にとって効果的な支援をする為の、ご提案、アイディア等をぜひお寄せいただければうれしく思います。

尚、このメールとは別のメールおよび神経科学ニュースにて会員の皆様に詳しくご報告いたしますが、日本神経科学学会は、昨年12月に2011〜2014年 度のパネル理事を選出する選挙をおこない、1月15日に開催された理事会にて会則第13条の規定に基づいて、私 宮下保司が会長に選任されました。津本前会長のもとでの本学会の発展が継続し更なる飛躍につながるよう微力を尽くす所存ですので、会員各位のご協力をお願 い致したく存じます。

日本神経科学学会会長
宮下 保司 (東京大学医学部生理学教室)