日本学術会議主催公開講演会
宇宙と生命、そして人間を考える −人類の未来のために

■開催趣旨
20世紀は戦争の世紀と言われた。 21世紀は、国際政治の枠組みが変わり、人類全体にかかわる諸問題の比重が大きくなってきた。環境、エ ネルギー、気候、食料、人口など、地球規模の問題が先送りできないところまで来たとともに、形を変えた国 際紛争、政治、経済、教育、医療問題などに抜本的解決策を見いだせないまま、応急処置に追われている のが現状である。
これら未解決の個別課題に対し、一つ一つ具体的な解決策を検討することはもちろん重要である。しかしな がら、現代が抱えているこれらの諸問題の背景には、人類の本質がかかわっていると考えられる。すなわ ち、これらの諸問題は、大脳の認知機能を進化させた人類が、外部の自然界も、自らの内部も、認知的に 理解し、操作することのみを永年にわたって追求してきたことの、必然的結果ではないだろうか。また、解決 が思うにまかせない理由の一つも、人類の認知機能のみを重視し、それに依存しているからではないだろ うか。このような認識のもとに、「そもそも人間とはなにか」という課題をめぐって、学問領域を超えるさまざま な識者の考察をもとに議論を深め、現代の人類が直面する課題解決への道を拓く基盤として、新しい哲学− ヒューマンサイエンス(integrated humanities and sciences)の創出を目指す。そして、この講演会が、今後 継続的に共同の考察・思索を推進していくうえでの最初のステップとなるよう機能させたい。
■主催
日本学術会議
■後援
文部科学省、科学技術振興機構、日本学術振興会
日本医学会、日本天文学会、日本哲学会、日本進化学会
日本神経科学学会、日本人類遺伝学会、日本免疫学会
■日時
平成20年2月16日(土)13:00〜17:40
■会場
日本学術会議講堂
(東京都港区六本木7-22-34 東京メトロ千代田線乃木坂駅下車徒歩1分)
■プログラム
13:00-13:10 開会挨拶
金澤 一郎(日本学術会議会長)
13:10-13:20 イントロダクション
笹月 健彦(国立国際医療センター総長、日本学術会議第二部会員)
第一部 講演(13:20-16:15)
司会:辻 篤子(朝日新聞論説委員)
13:20-13:55
生命を生んだ宇宙の拡がり
海部 宣男(自然科学機構・国立天文台名誉教授、日本学術会議第三部部長)
13:55-14:30
原始生命から人類までの進化戦略
長谷川眞理子(総合研究大学院大学・葉山高等研究センター 教授、日本学術会議連携会員)
14:30-15:05
脳とこころを科学する
宮下 保司(東京大学医学系研究科 教授、日本学術会議第二部会員)
15:05-15:40
免疫システムによる自己認識 ――脳への問いかけ
笹月 健彦
15:40-16:15
自己認識する動物 ――哲学から見た人間
野家 啓一(東北大学副学長、日本学術会議第一部会員)
(16:15-16:35 休憩)
第二部 パネルディスカッション(16:35-17:35)
司会:辻 篤子
パネリスト:海部 宣男、長谷川眞理子、宮下 保司、笹月 健彦、野家 啓一
17:35-17:40 閉会挨拶
浅島 誠(日本学術会議副会長、東京大学理事(副学長))
■申込方法 [参加無料]
E-mail、FAX 又ははがきにて、講演会名、氏名(ふりがな)及び連絡先(E-mail アドレス、FAX 番号又は電話番号)をご記入の上、公開講演会担当宛にお申し込みください。
定員(250名)となり次第、締め切りとさせていただきます。
締め切り以降にお申込があった方にのみ、その旨ご連絡を差し上げますので、ご了承ください。なお、定員に達しない場合は、当日も受付を行いますので、直接事務局へお問い合わせください。
■本件に関する問い合わせ先
日本学術会議事務局企画課公開講演会担当
〒106-8555 東京都港区六本木7-22-34
TEL:03-3403-6295 FAX:03-3403-6224
E-mail:sympo@scj.go.jp URL:http://www.scj.go.jp
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