ポスドク研究員の募集(ケース・ウェスタン・リザーブ大学)

ケース・ウェスタン・リザーブ大学(米国オハイオ州クリーブランド)にて2020年1月より田渕研究室が発足致します。それに伴いポスドク研究員を1名募集致します。脳は内発的に情報を生み出すことで,機能状態を自身で創り換えることが出来るシステムです。田渕研究室(PI: 田渕理史)では,このような神経機能の発達と再構築における「自発性神経膜電位の時間構造の役割」について定量的な理解と制御を目指します。モデルとしてショウジョウバエの睡眠覚醒や栄養特異的飢餓の情報表現を研究対象にします。また,アルツハイマー病モデルのショウジョウバエを用いた神経変性疾患の病態生理解析も行います。遺伝子発現から,膜電流,機能的シナプス接続性,行動まで,異なる階層間の相互作用を解析し,どのような現象が脳の性能を決めるのか,その現象にはどんな分子が関与しているのか,その分子を制御すれば脳の性能を意のままに操れるか,という問いに答えることを目指します。研究室のウェブサイトもご参照下さい。http://tabuchilab.org/

周辺環境: オハイオ州クリーブランドは五大湖のひとつであるエリー湖南岸に位置する自然豊かな街です。エリー湖は,バスフィッシングで有名な湖であり,釣りや湖畔でのアウトドアを楽しめます。クリーブランドには世界的に有名な管弦楽団やプロスポーツチームの本拠地もあります。地方都市なので経済的に余裕のある生活ができるいっぽうで,中西部や東海岸の大都市にも車で旅行できる位置にあることも魅力的です。

参考論文:
Xie X, Tabuchi M, Corver A, Duan G, Wu MN, Kolodkin AL. Semaphorin-2b Regulates Sleep Circuit Formation in the Drosophila Central Brain. Neuron in press

Tabuchi M, Monaco JD, Duan G, Bell BJ, Liu S, Liu Q, Zhang K, Wu MN. (2018). Clock-Generated Temporal Codes Determine Synaptic Plasticity to Control Sleep. Cell 175(5): 1213-1227.

Liu Q*, Tabuchi M* (co-first author), Liu S, Kodama L, Horiuchi W, Daniels J, Chiu L, Baldoni D, Wu MN. (2017). Branch-Specific Plasticity of a Bifunctional Dopamine Circuit Encodes Protein Hunger. Science 356, 534-539.

Tabuchi M, Lone SR, Liu S, Liu Q, Zhang J, Spira AP, Wu MN. (2015). Sleep Interacts with Aβ to Modulate Intrinsic Neuronal Excitability. Current Biology 25(6):702-712.

Hamada S*, Tabuchi M* (co-first author), Toyota T, Sakurai T, Hosoi T, Nomoto T, Nakatani K, Fujinami M, Kanzaki R. (2014). Giant Vesicle Functionally Expressing Membrane Receptors for an Insect Pheromone Chemical Communications. 50(22):2958-2961.

Tabuchi M* (co-first author), Sakurai T*, Mitsuno H, Namiki S, Minegishi R, Shiotsuki T, Uchino K, Sezutsu H, Tamura T, Haupt SS, Nakatani K, & Kanzaki R. (2013). Pheromone Responsiveness Threshold Depends on Temporal Integration by Antennal Lobe Projection Neurons. PNAS 110(38):15455-15460.

採用時期: 2020年4月(応相談)。

給与・待遇など: 米国NIHおよびケース・ウェスタン・リザーブ大学の規定に従います。PIは海外学振やNIH K99等に採択された経験があり,ポスドク研究員のグラント獲得についてもサポート致します。

応募資格: 生命科学分野で博士取得,もしくは取得見込みの方。分子遺伝学・生化学実験,電気生理学実験,Matlabによる信号処理のいずれかの知識と技術があることが望ましいですが必須ではありません。

応募書類: 1) カバーレター, 2) CV, 3) 推薦者3名の連絡先, 以上3点をPDFファイルで送付ください。

応募書類送付: 田渕 理史 (Masashi Tabuchi, Ph.D.) Email: masashi.tabuchi@gmail.com