第4回公開シンポジウム「トランスカルチャー状況下における顔・身体学の構築」

【趣旨説明】
 現在、インターネットなど電子メディアの発達によって、地域や国境を越えた文化的な流動や混淆のプロセスと深く関係する、いわゆるトランスカルチャー状況が顕著となっています。
 この状況は、私たちの顔や身体をめぐる経験にも影響を及ぼしています。例えば、私たちは今や電子メディア 等を通じて、これまでにない規模で、あらゆる/たくさんの顔や身体のイメージにさらされるようになっています。
 その結果として、顔や身体に関する価値づけ、美意識等に関するグローバルな規模での標準化・画一化の圧力に晒されていると同時に、にもかかわらず(だからこそ)、他方ではイスラーム圏におけるベールやスカーフ等の着用の増加などに代表されるように、身体的表現に関するローカルな価値観や規範を強調するような動きも進行しています。
 本シンポジウムでは、文化をめぐるグローバル/ローカルな次元が複雑に絡み合うトランスカルチャー状況下における顔と身体をめぐる経験や表象・表現などに注目して、それを文化人類学、心理学、哲学などを含む多様な視点から学際的に比較検討し、新たな視座を構築していくことを目指します。特に今回のシンポジウムでは狭義の顔だけでなく顔を含む身体表現・表象の次元に関しても学際的に比較検討することを目的の1つとしています。

【日時】:2019年12月7日(土)14:00-18:30
【会場】:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所(AA研) 3階303大会議室
【会場アクセス】:http://www.tufs.ac.jp/abouttufs/contactus/access.html

【プログラム】

  • 14:00-14:05 趣旨説明 床呂郁哉(AA研)
  • 14:05-14:10 ご挨拶 山口真美(中央大学)
  • 14:10-14:40 「ヒト間協調運動に対する認知科学的アプローチ」岡﨑俊太郎(資生堂グローバルイノベーションセンター)
  • 14:40-15:10 「身体の中の顔:フィールド実験から見えてきた顔身体認識・表現の多様性」高橋康介(中京大学)・島田将喜(帝京科学大学)・大石高典(東京外国語大学)・錢昆(九州大学)・田暁潔(筑波大学)
  • 15:30-16:00 「『能』における面(顔)と所作(身体)の哲学的探求:顔身体学における「能」の可能性と展望」小谷 弥生(信州大学)
  • 16:00-16:30 「カワイイ文化/オタク文化における身体表象をめぐって:東南アジアに おけるフィールドワークの現場から」床呂郁哉(AA研)
  • 16:40-16:55 コメント1  佐藤知久(京都市立芸術大学芸術資源研究センター) 
  • 16:55-17:10 コメント2  金沢創(日本女子大学) 
  • 17:10-18:30 総合討議

【使用言語】:日本語
【参加費】:無料
【事前申し込み】:不要
【お問い合わせ先】:infokj@tufs.ac.jp(AA研人類学班事務局)
【共催】:科学研究費補助金事業・新学術領域研究(研究領域提案型)「トランスカルチャー状況下における顔身体学の構築:多文化をつなぐ顔と身体表現」,AA研基幹研究「アジア・アフリカにおけるハザードに対する『在来知』の可能性の探究:人類学におけるミクロ‐マクロ系の連関2」

シンポジウム告知ポスターは以下よりダウンロードいただけます。
https://drive.google.com/open?id=1pb7DBwr_AIgZG-yv4BnUM4qx4x_ob79R

お問い合わせは、contact@kao-shintai.jp までお願いいたします。