脳科学若手の会 「第33回 秋の談話会」
この度、脳科学若手の会は 「第33回 秋の談話会」 を10月11日に順天堂大学 本郷・お茶の水キャンパスにて開催いたします。
今回は、早稲田大学 森先生のご講演に加え、Short Talkを企画しております。本会は「若手の会ならではのラフな雰囲気」を大切にしておりますので、学部生・大学院生の皆さん、ぜひ初めての研究発表や議論の練習の場として気軽にご参加ください。
【イベント概要】
名称:
脳科学若手の会 第33回 秋の談話会
日時:
10月11日 10:15–
場所:
順天堂大学 本郷・お茶の水キャンパス 10号館105号室
参加費:
無料
対象:
脳科学に興味がある大学生、大学院生、ポスドクなど
【講演】
- 講演講師
早稲田大学 データ科学センター 講師
森 将輝 先生
- 講演タイトル
「心理物理学の理論と実践」
- 講演要旨
心理物理学は,人を含む動物がどのように外界からの入力を感じ取り,どのように応答するかを実験や数式で定量的に捉えることを可能にする学問領域であり,視覚・聴覚・触覚など感覚モダリティを問わず,認知神経科学における心理測定の基盤を担っている.本講演では,古典的な閾値測定から現代的なデータ科学的アプローチに至るまで,多様な心理物理学的測定法を幅広く概説する.理論面では,心理物理学が単なる測定法に留まらず,「ノイズのある状況で信号をどのくらい識別でき,判断がどのように偏るのか」を取り扱う信号検出理論や「物理量と心理量はどのように結びつくのか」という課題を体系化する公理的測定論といった数理心理学的な考え方を解説する.実践面では,顔知覚を題材とした研究事例を取り上げ,他者の視線を知覚すること(視線知覚),誰の顔かを見分けること(顔の同一性知覚),自分の顔を見て自分だと認識すること(自己顔認知)がどのように心理物理学的に調べられているかを紹介する.心理物理学の多様な「ものさし」と「レンズ」に触れることで,神経科学を志す研究者にとって認知行動や神経活動の仕組みを探究する視野を広げるきっかけとなれば幸いである.
【Short Talk】
発表者:
学部生・大学院生・ポスドクなど、若手研究者
発表内容:
基礎研究から応用研究まで、脳科学に関連する幅広い研究。
- データが揃っていなくても構いません。「こういうテーマに興味がある」「将来こういう研究をしてみたい」といった研究計画やアイデアの発表も歓迎いたします。
発表時間:
3分(質疑なし)
スライド枚数:
3枚(タイトルスライドを含む)
フォーマット:
PowerPoint(.pptx)で作成し、事前に提出
アスペクト比:
16:9
アニメーション:
なし(発表中はレーザーポインター使用可)
言語:
日本語(英語も可)
- スライド提出日などの詳細については、採択者へ個別にご連絡いたします。
【表彰(予定)】
全発表者を対象に当日審査を実施し、優秀発表には賞を授与いたします。
- 新人賞・デザイン賞など、大学院生以下を対象とした部門賞もご用意しております。
【タイムスケジュール(仮)】
10:15 – 開場 (発表者の受付)
10:30 – 開会挨拶
10:35 – 森 将輝 先生講演 (1時間)
11:35 – 質疑応答 (30分)
12:05 – 休憩 (55分)
13:00 – Short Talk① (50分)
13:50 – 休憩 (25分)
14:15 – Short Talk② (50分)
15:05 – 休憩 (25分)
15:30 – 順天堂の紹介 (20分)
15:50 – 順天堂のキャンパスツアー (30分)
16:20 – 表彰式・閉会式
【応募方法】
発表もしくは聴講をご希望の方は、以下のGoogleフォームよりご応募ください。
応募フォーム:
https://forms.gle/BbL95UVnSLGUyJdn7
発表者締切:2025年9月27日(土)
聴講者締切:2025年10月9日(木)
【注意事項】
- 発表もしくは聴講をご希望の方は、以下のGoogleフォームよりご応募ください。
- 他者の意見・考え方を尊重するとともに、知的財産権等に十分配慮してください。
【お問い合わせ】
ご不明点がございましたら、脳科学若手の会 運営(brainsci.jp*gmail.com)までお気軽にご連絡ください。
*を@に変更してお送りください。
詳細につきましては、弊会HPをご覧ください(
https://brainsci.jp/)。
皆様の積極的なご参加をお待ちしております。