道 標(どうひょう、みちしるべ): 道路の辻、街道の分岐点(追分)に立てられた標識であり、目的地までの距離や方向を示すものをいう。
研究人生を長い街道を旅している…と例えるならば、街道の分岐点に掲げられた道標は、どちらに行くべきかという研究人生の目的や方向性を考えるときの重要な指標になるであろう。神経科学の研究において、道に迷いそうになったら、是非、先人に案内してもらいたいと思えるであろう。
この「道標」というコーナーに書いて頂く先人たちは、日本の神経科学のパイオニアであり、高村光太郎の詩の一節である「僕の前に道はない。僕の後ろに道はできる…」を地で行かれた方々である。当時、何もないところを志一つで進まれた経緯を知るに、色々なものが多様化している時代であっても、我々に今でも通じる「研究者の精神」を知ることになる。是非、先人の言葉を探しに来てもらいたい。
「道標」~迷った時の道しるべ~となるように…。
第4回 村上富士夫先生
第3回 貴邑 冨久子先生
第2回 小幡 邦彦先生
第1回 永津 俊治先生