[仕事内容]
ペンシルバニア州立大学医学校(Pennsylvania State University College of Medicine)の研究室(PI: 今村 文昭; Fumiaki Imamura)でポスドク1名を募集します
今村研究室ではマウス嗅覚系をモデル系として、脳の発達および神経変性の分子メカニズムを研究しています (https://sites.psu.edu/imamuralab/)。マウス嗅覚系はその綺麗な層構造や軸索投射パターンから脳の感覚情報処理機構を理解するための優れたモデル系として広く研究されています。当研究室では、マウス胎児脳への子宮内電気穿孔法(in utero electroporation法)や次世代シーケンス技術などを用いて、嗅覚情報処理を担う神経の発生および回路形成の分子メカニズムを研究しています。また、嗅覚異常は様々な神経変性疾患の初期症状の一つとして知られていますが、その理由はまだ明らかにされていません。環境因子への曝露が神経変性疾患の危険因子として挙げられており、嗅上皮は最初の曝露領域として注目されています。当研究室では、嗅上皮の炎症に伴って嗅球の神経回路が可塑的変化を起こすことを見出しており、その分子メカニズムを研究しています。 本公募では主に組織学的、分子生物学的手法を用いた研究に従事してくれる方を募集しますが、新たな分野への展開、新技術習得への意欲を妨げるものではありません。意欲を持って研究に取り組まれる方の応募を歓迎します。
ペンシルバニア州立大学は 1855年に創立された伝統ある州立総合大学です。勤務先は医学校がある米国ペンシルバニア州ハーシー(Hershey)になります。敷地内には病院も併設されており、基礎研究と臨床との交流が盛んに行われています。また、ハーシーはチョコレートで有名なハーシー社の本社工場がある街として知られています。住環境にも優れた治安の良い街で、フィラデルフィア、ワシントンDC、ニューヨークなどの大都市にも近接しています。
[勤務地] Hershey, Pennsylvania, USA
[応募資格] PhD, MD, MD-PhD取得者、または取得見込みの方。特に分子生物学、神経生物学の研究経験を持つ方を希望しますが、それ以外の方の応募も歓迎します。
[着任時期] 2019年4月以降のできるだけ早い時期を希望しますが、相談に応じます。
[募集期間] 適任者決定次第、募集を締め切ります。
[応募書類]
(1) 履歴書
(2) 今までの研究概要およびこれからの研究への興味
(3) 所見を求め得る方2、3 名の氏名・連絡先
以上の書類をfui1@psu.eduまでお送りください。日本語、英語どちらでも構いません。
書類審査後、必要に応じて電話またはスカイプにて面接を行います。また、最終審査で研究室にお越しいただく場合があります。
[連絡先]
Fumiaki Imamura, Ph.D. (今村文昭)
Department of Pharmacology
Penn State College of Medicine
email: fui1@psu.edu
TEL: +1-717-531-5734
Copyright © 一般社団法人 日本神経科学学会 all rights reserved.