近畿大学医学部 博士研究員 募集
(神経難病の治療開発)
【募集内容】
当研究室では、アルツハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、ポリグルタミン病などの難治性神経変性疾患・認知症の病態解明、治療法/診断法開発、そして臨床への橋渡し研究を行っています。臨床講座ですが、近畿大学ライフサイエンス研究所と連携し、主にタンパク質の構造解析、培養細胞を用いた分子細胞生物学的解析、疾患モデル動物を用いた解析(ショウジョウバエ・マウス・マーモセット)、患者ゲノムのバイオインフォマティクス解析など、様々な技術を駆使して基礎から臨床まで横断的に研究を進めています。これまでに当研究にて開発されたポリグルタミン病疾患修飾薬アルギニンは、実際に患者さんに投与され、有効性評価が進められているところであり、現在これに続く第二、第三の治療薬シーズ開発を進めています(Minakawa et al, Brain 2020)。
今回の公募では、神経変性疾患の病態解明と創薬開発に意欲的に取り組んでくださる博士研究員を募集します。特に、ATG非依存的な翻訳機構(RAN翻訳)の解明、患者エクソソームの網羅的解析、リピートに着目したゲノム解析などを通じて、神経変性疾患に対する治療法や診断法開発を一緒に進めていただける方を優先します。また、バイオインフォマティクスの経験者でこのような研究に興味がある方も歓迎します(ウェット実験の経験は問いません)。博士研究員は、業績により、助教への昇格の可能性があります。
研究室HP)
ラボ紹介)
参考文献)
Ueda et al, Acta Neuropathol Commun 2024; Fujino et al, eLife 2023; Takeuchi et al, Mol Ther Nucleic Acids 2023; Taminato et al, Hum Mol Genet 2023; Minakawa et al, Brain 2020; Ishiguro et al, Neuron 2017; Takeuchi et al, PNAS 2015; Nagai et al, Nat Struct Mol Biol 2007.
【応募資格】
博士の学位を有する方、または採用日までに取得見込みの方
【募集人員】
博士研究員 2 名
【任期】
2024年4月以降のできるだけ早い時期〜2025年3月31日まで(雇用期間満了後、更新する場合あり)
【待遇】
経歴、能力により決定します
助教への昇格あり(業績による)
【募集期間】
2024年8月31日必着
適任者が見つかり次第、募集を終了します
【応募方法】
- 履歴書
- 業績リスト
- これまでの研究概要、志望動機、今後の抱負
上記 3 点を下記メールアドレスまでお送り下さい
提出いただいた書類は本選考のためだけに使用し、それ以外には使用しません(なお書類は返却致しません)
【選考内容】
書類選考後、面接を行います
【問合せ・書類送付先】
〒589-8511 大阪府大阪狭山市大野東377-2
近畿大学医学部脳神経内科/ライフサイエンス研究所
永井義隆
yoshi.nagai@med.kindai.ac.jp
不明な点はメールにてお気軽にお問い合わせください