[公募情報] 研究員・教職員募集

東北大学 医学系研究科 認知生理学分野
五十嵐啓研究室 助教募集

東北大学大学院医学系研究科 五十嵐研究室 www.igarashilab.org では 助教を1名募集します。五十嵐研究室は2016年よりUC Irvineにおいて研究を行ってきました。2025年7月より五十嵐が東北大学医学系研究科の国際卓越教授として招聘されたことに伴い、2025年10月より研究室を立ち上げます。
研究分野は、これまで五十嵐研究室が得意としてきた、嗅覚記憶タスク、細胞種特異的電気生理学、神経修飾物質、認知症マウスモデルを用いたプロジェクトを想定していますが、ラボの強みである前頭前野の電気生理学法を用いた精神疾患研究への方向性も考えています。また、独自プロジェクトの持ち込みも大歓迎です。研究室には生理学担当の助教がもう一名UC Irvine五十嵐研究室より赴任予定ですので、分子生物学・遺伝学に強みのある方であれば良いコラボレーションが進むとも考えています。
参考文献:
Jun, Lee et al., Nature 633:864 (2024)
Igarashi, Trends in Neurosci 46 :124-136 (2023)
Igarashi et al., Curr Opin Neurobiol. 77:102641 (2022)
なぜ記憶は失われるのか 見えてきた脳回路の変調 日経サイエンス 2022年2月号 pp 46-53
Lee et al., Nature 598 : 321-326 (2021)
Jun et al., Neuron 107:1095-1112 (2020)
Igarashi et al., Nature, 510:143-7 (2014)
研究室で使える技術
研究室では以下の技術を主として用いています。
  • in vivoオプト電気生理学(opt-tetrode recording)
  • 空間記憶・嗅覚記憶タスク
  • Fiber photometry calcium imaging
  • Optogenetic manipulation
  • ウイルスによる脳回路マッピング
これらの実験を細胞種特異的に行うため、数十種類のマウスラインを用いて研究を行っています。また、複数領域から記録・操作を同時に行うための技術開発も行っています。
また、研究室は大隅典子研究室と隣接しており、分子生物学の研究設備も十分に整っています。
応募資格
  • 神経科学分野において博士取得(見込み)で、一報以上の筆頭著者論文を持つ方。
  • 数年後に筆頭著者論文を発表し、独立する意欲のある方。
研究環境
東北大学は2025年より国際卓越大学に採択され、五十嵐研究室は医学系研究科の国際卓越研究室第一号として支援を受けています。周囲には、大隅典子研究室、高橋真有研究室、筒井健一郎研究室、大和田祐二研究室、佐々木拓哉研究室、松井広研究室などがあり、Neuro Globalプログラムを形成して、積極的に共同研究が進められています。
待遇
東北大学の給与規定による(年収(額面)おおよそ780万円)。
採用時期
なるべく早い着任を希望します。
応募方法
  1. これまでの研究の概要、今後の研究の目標とキャリアゴールを記したカバーレター(A4 1-2枚)
  2. CV
  3. コンタクト可能な推薦者2-3名の名前と連絡先
以上を一つのPDFファイルにして kei.igarashi.c2@tohoku.ac.jp までお送り下さい。質問等あればメールでお問い合わせ下さい。
五十嵐 啓 (Kei M Igarashi, Ph.D.)
東北大学 大学院医学系研究科 認知生理学分野 国際卓越教授
kei.igarashi.c2@tohoku.ac.jp
PAGE TOP